第2回臨時会の結果

2011年10月25日

平成23年10月25日午前9時30分から第2回臨時会が開催されました。

内容は「訴えの提起について」1件です。

元町地区開発(現スカイヒルズ)にともなって、平成19年6月27日に交換された覚書により、総額8億5千万円を開発に伴う公共公益施設の維持管理費用などとして開発業者が王寺町に対して支払うとされていたのですが、2億円の納入はされたのですが残金6億5千万円の金員が未納となっているため、平成23年5月6日の初議会の追加付議事件として「調停の申し立て」が議決され、第1回の調停が平成23年9月15日に行われました。 しかし、相手方は当初に支払った寄付金の2億円についても返済を求めるとのことで調停が不成立となる公算が非常に高いため、経費のことも考えて次なる手続きである「訴えの提起」を議事案件として町より提出され議決されました。

質疑では、

①第2回の調停が平成23年10月31日に行われるとの説明であるが、なぜ次回調停の結果を待たずに「訴えの提起について」議決事件とするのか? ⇒ 第1回の調停時に調停員よりお互いの申し出内容があまりにも大きく開いており、調停不能となる見込みであることを伝えられた。 また、調停不成立の場合に「訴えの提起」を行うものであり、先に議決をいただいても法律上の問題はない。

②費用はどの程度必要となるのか? ⇒ 裁判所手数料(印紙)、弁護士着手金、報酬などで約3千万円が必要で予備費より暫定的に支出

③相手方の申し立て内容は? ⇒ 当初支払った2億円も過払いであり返還を求めるとのこと。

④担当弁護士は誰なのか? ⇒ 王寺町顧問弁護士である。

⑤和解が成立した場合は再度の議決事件とするのか? ⇒ 再度、議決事件とする。

概要は以上のとおりですが、土地価格の下落が続き社会全体の景気が快方に向かう気配もない時期に、訴えを起こさずとも、民事の契約であるので、双方が協議によって内容の変更等が可能なのかを話し合う機会を持つことが最も大切であったのではと感じております。

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