9月定例会一般質問(8議員の通告)

2013年08月29日

平成25年8月29日(木)午前9時30分~議会運営委員会が開催され、9月定例会の議事日程などの審議が行われ、一般質問の通告内容も承認されました。

一般質問は8名の議員から通告書受け付け順に16問です。(25.8.29 一般質問通告(8議員)

25.8.29 議会運営委員会

平成25年8月29日(木)午前9時30分~議会運営委員会が開催され9月定例会の議事日程などについて審議されました。(25.8.29 議会運営委員会

当日に配布された資料において、専決処分事項があったので内容の再確認をするため「委員外委員の発言」を求めましたが、小泉委員長により却下されました。

→ 報告については「5月8日の臨時議会で上程された王寺町国民健康保険税条例の一部を改正する条例の議決をいただいたが、7月8日に納付書を被保険者に発送する際に課税内容と条例内容の表示の一部に誤りを発見したため、同日付で内容を修正し被保険者の皆さんにご迷惑をかけないため専決処分により訂正を行った。」との内容でした。

委員の皆さんが問われなかったので、私が聞きたかった内容は次のとおりです。

「地方自治法第179条の定めに該当する事案であり、誤った条例のとおりの事務執行をした場合の影響はどのような内容か?」

でした。・・・・・たぶん、本会議にて経過の説明があると思っています。

タウンミーティング-3

2013年08月27日

平成25年8月27日(火)午後7時30分~泉の広場公民館2階会議室で町長主催タウンミーティング第3弾が開催されました。

参加者は30名(内町議会議員は5名・・・3回開催されましたタウンミーティングに一度も参加しなかった議員は4名でした。)

冒頭の町長からの事業紹介(約40分)と配布資料は初日と重複しますので割愛いたします。

事前に質問書の提出をされた方は4名で概要は次のとおりです。

①「発達障がいを持つ子の親ですが、自閉症患者への支援策は、事業所への助成よりも採用をしてくれる企業への直接助成枠の拡大を行うほうが効果があると思うが?」

<町長>きめ細かい相談の機会を持つこと。自立するための雇用の確保が大切であると思っており、現行の制度を上手く活用できる体制の整備が重要である。作業所「ポエム」に対する委託事業も研究している。

②「王寺町での障がい者相談員の制度復活を望む。西和7町の広域となってからは内容が不明である。」

<町長>県から権限の移譲が多く行われ、本制度も広域での取り組みとなっている。以前からある委託先の7つ星相談センターの人員配置も3名から4名に増員され、訪問相談回数も1.5倍となっているが、旧の相談員さんを含めた体制造りを研究する。

③「ゲリラ豪雨など想定外の水害が発生した時の対策は出来ているのか?町花町木と雪丸とのマッチングは?」

<町長>内水対策については、昭和57年の降雨に耐えられる施設としてポンプ場、雨水貯留池を整備済みであるが、大和川の水位上昇による被害対策は国で河川整備計画を策定し遊水地の整備計画がある。王寺町でもソフト面として今年10月に全町対象の避難訓練を行うと共に、王寺町地域防災計画の見直しも実施する。 町花町木については明神山頂などの再整備を含めて植栽計画を策定して実施予定であり、大和川河川敷き公園も三郷町ともタイアップして堤防上部へ芝桜整備なども検討している。

④「地域交流センターITルームを利用して高齢者向けのパソコン教室のインストラクターをしているが、設置されているPCがWindows-MEであり最新機種との仕様が大きく異なるので、小学校やその他部署で買い換えられるときに使用できるものを流用するなどの検討を願いたい!」

<町長>昨日も同じ質問があった。利用者に使っていただいての施設であると考えており、前向きに取組む。

<町長よりアンケートについて>現高齢者福祉対策であるバスカード、イコカカードに対するアンケートへの協力依頼・・・会場より「高齢者のみが恩恵を受けるような制度は良くない!応分の負担は当然。」の声あり

会場参加者「小学校、中学校のトイレは暗い、汚い、臭い、恥ずかしいと子ども達は思っている。子ども達が気持ちよくウンコが出来る環境整備を」「いじめ問題に対する町長の考えは?」

<教育長>今年度で各学校、各階の1箇所は洋式に変更が完了する。温水便座は今後の検討課題。

<町長>まずは事象の発見と情報の共有、早い段階で対処できるようにと思っている。

少し予定時間をオーバーして閉会となりました。

-感想-

昨日と同様に行政からの情報発信が行き届いてないと感じました。特に雨水対策などは奈良県No1の整備率であり、広報紙面でキチントお知らせすれば安心されると思う。やはり、各部1ページから2ページは毎月○○部からのお知らせを義務化すべきですね。いくらでも広報するネタはありますから・・・

 

タウンミーティング-2

2013年08月26日

平成25年8月26日(月)午後7時30分~やわらぎ会館3階研修室で町長主催タウンミーティング第2弾が行われました。参加者は約50名(内、議会議員が8名)でした。

前段の町長からのお話と配布資料は初日とほぼ同内容であり割愛いたします。

事前に質問書を提出された方は6名で概要は次のとおりです。

①「高齢者福祉対策として、バスカードとJRイコカカードの制度があるが、バスは町内乗り放題であり不公平ではないか?制度の公平化をどのように考えておられるのか?」

<町長>確かに非常に多く利用されている方があることは事実で、1年間に1600回乗車されている例もある。奈良市のように1コイン負担制度などの研究も必要。一方、イコカカードは個人の特定が難しいデメリットがある。・・・>今後の検討課題である。

②「中央公民館建替え計画に伴う各教室の運営について」

<町長>現在、中央公民館の建替えを検討中で、自治会活動が可能な施設で防災備蓄機能、消防団屯所の機能を持った施設として計画中である。それぞれの教室の性質(王寺町主催公民館学級、文化協会所属団体、その他のサークルなど)により地域交流センターの利用と泉の広場公民館、南公民館にて対処を考えている。また、それぞれの内容によって地域交流センター利用時の減免規定の検討も必要と考えている。

③「舟戸1丁目の交通安全対策として、過去に計画されている都市計画道路の着手を!」

<町長>昭和40年に計画された道路であり、費用、隣接町との問題、JR跨線の問題などの課題が大きく、見直しの対象としている。大和川堤防上の道路築造についても、国道25号、大和川との構造上の問題も多くある。

④「シニアクラブでパソコン教室を行っているが、地域交流センターの備付PCはWindows-MEであり、最近のものとVirsionが違い過ぎるので、小学校などで買い替えがあった際に使用可能なものの流用などを考えられた。また、奈良県内の健康寿命が王寺町が低いので、未病クラブでの活動も理解していただきたい。

<町長>PCについては、再利用が可能なのか研究を進めます。健康寿命は奈良県の統計でも発表されていますが、男性は全国で2位、女性は22位と思います。県内では低い方かもしれませんが全国と比較すれば上位にあります。また、9月4日にGet元気21で「がん予防」の講座が開かれますので是非とも参加を

⑤「国民の義務である納税をきちんと行っている特別永住権を持つ在日二世への政治参加について」

<町長>地方自治では多くの項目で参加をしていただく場面がある。現行の法律上では地方選挙を含め参政権は認められていない。

⑥「元気な高齢者が多く、是非ともボランティアセンターの設置を!」

<町長>高齢者の方だけでなく、様々な年代層の方にボランティアとして関わっていただくことが町を元気にする。ボランティアセンターについて研究を行う。

-感想-

行政からの情報発信不足、議会としての情報発信不足、各議員からの情報発信不足を感じます。・・・今回も、議会で議論したことも含まれており、行政と議会と住民皆さんの距離が大きいと思いました。

情報発信の方法として、SNSの活用も積極的に活用すると同時に、高齢者向けの防災行政無線を戸別に設置して定時に行政ニュースを届ける仕組みも考えなければなりません。通信手段が格段に向上している現代社会で固定観念にとらわれずに最低の経費で最良の結果を・・・!

タウンミーティング-1

2013年08月25日

平成25年8月25日(日)午後3時30分~5時、文化福祉センター二階会議室で初めての町長主催タウンミーティングが開かれました。 開かれた町政への第1歩でしょう。(資料;タウンミーティングお知らせ(W)平井町長就任あいさつ(W)タウンミーティング資料(W)

以下、概要をお知らせいたします。

最初に平井町長から30分間で平成25年度予算を踏まえて、今後の取り組み概要の紹介がありました。

<町長>

1)行政の基本は安全・安心

午前中にはゲリラ豪雨により大雨洪水警報が出されました。

王寺町は地形上から水害を受けやすいため、ポンプ場の整備、雨水貯留池の整備を行っています。

国では大和川下流域の河道整備に時間が必要なため、大和川上流域で調整池の計画があり、今年度より用地の取得に着手するとの報告があります。

10月20日には全町あげての防災訓練を計画しています。(備えあればこそ・・・)

2)国道168号に関して

R168号畠田4丁目交差点までの完成目標年度は平成27年度とのこと。以南の用地買収にも並行して取り組むように奈良県に要望しており王寺町も協力を行う。 → 国道25号の本町1丁目から北についても国に前向きな取り組みを願うように要望を行っている。

3)畠田駅の問題

駅舎の屋根が短いことや、ホームの幅が狭いことから、既に2度JR西日本関西支社を訪れて畠田駅の危険性排除の対策要望を行っている。

4)医療について

県立三室病院と奈良市六条山に移転される県立奈良病院は、奈良県北部の基幹病院であるが、来年4月より一つの独立行政法人として運営される。 良いことと捉えて、三室病院に産科の復活、休日夜間応急診療所への小児科医の派遣なども要請する。 また、今年10月より小児医療への助成枠の拡大を議会に提案し承認いただいた。一部負担は外来で500円/月・診療科目、入院で1000円/月・診療科目

5)中期財政計画の策定を

高齢者福祉への経費、子供・子育てへの支援策などが必要だが、王寺町は大規模な法人を誘致することも出来ないので定住人口を増やすことが大切と考えている。

時間が30分となったので、町長からはここまででした。

事前に質問書を提出された6名の方々より、1人の質問時間3分程度でそれぞれの思いを述べられ個別に町長から回答がありました。

さん「王寺中学校にはサッカー部がない。子どもたちの願いとしてクラブ活動ができる体制創りを願いたい。南中学校では、水泳部や吹奏楽部の人数不足と聞いている。」

<町長>現状のクラブ活動には、顧問の先生2名が必要。地域と連携して責任ある大人として、地域総合スポーツクラブ員との連携などが考えれれるが、場所と費用の問題も解決しなくてはならないので今後の宿題。

さん「地域のマナーアップ、特に路上喫煙、歩行喫煙、車からのポイ捨て、集合住宅供用エリアでの喫煙のマナーアップ向上対策を、そして王寺駅周辺の大規模商業施設の店舗用カートの放置などもある。 町の景観向上もよろしくない。」

<町長>マナー問題は他にもペットの糞尿、ゴミ収集日のカラス、空き家対策などがあるが、全てに対して行政が関与するのは難しく、まずは身近なことから努力を頂きたい。Get元気21でも受動喫煙防止について取り組んでいただいている。

さん「人口減少による財政上の不安材料の改善対策を、水資源の確保、地球環境への積極的な取組としてエコカー導入を」

<町長>中期財政計画を策定して、歳入に見合った歳出にするため事業内容の研究も行う。王寺町は他の自治体に比べて人件費削減にも努力しているが、行政サービスが適切にできるように考えなければならない。過去より諸先輩の努力により適切に行政運営をされ基金も蓄えられている。水資源については大滝ダムの完成により渇水対策は完了し、現状の自己水4割・県水6割で運用しているが今後に老朽施設の耐震対策などを含めて研究が必要と考えている。

さん「知・徳・体の教育ビジョン、教育振興ビジョン策定の手順・行程について、教育基本法の理念を踏まえた内容を問う」

<町長>ビジョン策定に当たっては、外部懇話会(仮称)を設置して、関連する多くの方々の参加を戴きご意見を頂戴するとともに、今年度より事務担当者の作業部会を発足させ素案つくりを行う。平成26年度内に素案の作成と意見を頂戴して計画をまとめる予定である。また、奈良県では教育基本条例を策定予定であり、整合性を図る必要もある。 バランスのとれたビジョンとしたい。(徳→体→知) 同志社大学の先生のお話より「教育の原点は子供を一人前の大人にすること。今までは家や地域社会で社会性を高めていた。→コミュニティースクール構想も一である。 大人が自信を持って共通の規範意識を・・・

さん「自身の経験、脳梗塞を患ったことより、歯周病検診、口腔がん予防、ボランティアの育成、積極的ながん検診についての問い」

<町長>ボランティアGet元気21の皆さんによる「煙バイバイ活動」「活き活き歯ッピー」と歯科医師会の皆さんの協力での啓発活動、奈良県とも連携して内容を密にしたい。王寺町独自のボランティアセンター機能も研究する。

さん「健康スポーツへの取り組みとして、最も広範囲にある大和川河川敷公園への公衆便所設置を」

<町長>河川には構造上の問題、出水時の問題がある。久度雨水ポンプ場内の利用、堤内盛土による場所の確保など研究が必要、王寺町の周遊経路としても考える必要があると思っている。」

時間が10分ほどあったのでその他参加者の方より

○南公民館に備付のホワイトボードが無いので何とか出来ないか? → 他施設も含め在庫確認を行った上で検討する。

○久度大橋イメージアップ工事が計上されている。同工事完成後においても喫煙マナーの問題、受動喫煙防止の問題が残っては王寺の玄関としてイメージダウンとなる。 → 区域を決めることや取り組み方法も含めて研究する。

以上の内容で、丁度5時に終了しました。

26日には午後7時30分~やわらぎ会館で、27日には午後7時30分~泉の広場公民館でタウンミーティングが引き続いて行われます。

-私の感想-

タウンミーティングの意味は住民の皆さんからの直接の声を聴く良い機会であることは間違いありません。

しかし、今回の内容から感じることは、タウンミーティングが「住民さんから町長に対するの公開要望の場」となってはあまり意味が無いように思います。

タウンミーテイング開催に当たって、提出される質問内容をどのようにするのかが課題だと感じました。

また、議会としては、「議会が各議案に対してどのように考え決したのか?」、「議会として提案する条例の内容説明」を細かく報告できる議会報告会も必要ですね!

今でも全員協議会などで方向性が決まれば、議会基本条例の制定を行わずとも議会報告会の開催は可能だと思いますが、委員会での独自の勉強会ですら実施されない現状を解決するには条例での義務化が必要なのかも知れません。」