大和民族公園の今

2019年09月28日

令和元年9月28日(土)14:00~ 奈良県総支部定例役員会、全体会議の後、久しぶりに大和民族公園の古民家群の現状確認に来ました。
大和民族公園は、昭和50年度に都市計画決定を受けて整備を行い、 計画面積26.6ha中、平成17年度末現在で22.6haを開園しています。(駐車場横の空地4haが未利用です。)
以前から中川県議と共に古民家群の保存状態が悪いことから、現状の管理不足を指摘するとともに今後の活用について指摘を続けたところ、昨年度から古民家補修予算が計上されるようになりました。
この古民家は全部で15棟、うち重要文化財3棟、県指定文化財が10棟あります。
公園に入ってすぐの臼井家は普段からイベントで多く活用されていることもあり、保存状態は良いのですがそれ以外は本当に残念な状態です。
昨年度は、茅葺屋根の最も痛みの激しかった萩原家(桜井市下から移築)の補修が完了!(写真の通り隣接の赤土家の離れBeforeの状態は残念!)今年度は杉皮葺の旧前坊家(吉野山門前町筋から移築:県指定文化財)の補修が始まります。
公園内でメンテナンスをされていた方に伺ったところ、『アライグマ被害』に困っているとのことでした。
せっかく補修をしても、住んで欲しくない住人はお断りですネ!
今後は、普段からの活用の提案が必要ですね!
今年度から、文化財の保存、活用、振興が教育委員会から知事部局になりましたので、今以上に文化財活用へ力が入るものと期待しています。
※荒井知事の広~い交友関係で、東京あたりから、新しい提案があるかもしれないですネ
人が住まない家は傷みが激しくなり保存は難しいですから!
古民家の詳細は次をご覧ください。(http://www.pref.nara.jp/28769.htm)

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