ストップザ雑魚寝!

2013年05月19日

平成25年5月18日午前9時~午後4時15分 母校の関西大学千里山キャンパスで行われました「吹田市地域防災総合訓練」に美しケ丘自主防災会メンバー(沖会長、須田防災士)と共に参加しました。(25.5.18 吹田市地域防災総合訓練

朝9時から関西大学千里山キャンパス内の東体育館で避難所の環境改善の一つであるダンボールベッドの組立て実習、午後はシンポジウムに続いて関西大学メイン会場、佐賀大学会場、新潟大学会場、岩手県大槌町仮設住宅検診会場の4会場をインターネット中継によりパネルデッスカッションが行われました。

この訓練への参加のきっかけは、4月19日に見学をさせていただきました桜井市朝倉台自主防災会の坂口副会長から「ストップザ雑魚寝!&シンポジウム」の情報をいただきご一緒させていただきました。

ダンボールベッドによる避難所環境改善効果は、現状の雑魚寝状態の避難所に長期間避難することによって発症するエコノミー症候群から派生する肺塞栓症、心筋梗塞、脳梗塞にたいして大きな効果があることが実証され、この取り組みによる効果を国も認め、国会で審議中の災害対策基本法にも長期避難所においてベッドの導入が明記され、各自治体において定められています地域防災計画による避難所運営マニュアルの変更もされるようです。(雑魚寝避難所で避難されていた方より、ワゴン車内で避難生活をされていた方のほうが健康状態が良かったとの報告には驚きました!)

パネリストの多くの皆さんが言われていたことの一つに『実際の指定避難所を用いて、出来るだけ多くの住民の皆さんが参加する訓練を自治体が定期的に開催することが、災害時弱者などの救助実態把握や避難所運営方法の把握などにつながり、被災時の被害軽減が図れます。』と口にされていました。

30年以内の東南海沖大地震発生確立が70%とも言われており、議会で何人もの議員が指摘しているとおり、王寺町も町全体での避難訓練が絶対に必要でしょうね!

災害時におけるダンボール製簡易ベッド等の支援協力協定を締結している奈良県内自治体は、締結順に桜井市、上牧町、吉野町、香芝市、生駒市、田原本町、平群町、十津川村です。・・・・・各自治体で備蓄の必要が無く、災害発生後の避難所状況によって災害対策本部の要請により出荷するため保管場所が不要である利点があります。 残念ながら、王寺町では災害時の協定締結が行われていません。

吹田市役所関係の皆さん、吹田市民の皆さんに混じって参加させていただきありがとうございました。(帰り道では、偶然、竹内吹田市議会議長にご挨拶もできました。)

 

 

 

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