西和7カ町公開討論会

2011年11月23日

平成23年11月23日(水)午後1時~4時30分 いかるがホールで(社)法隆寺青年会議所主催、王寺周辺広域市町村圏協議会後援により、「参加と協働のまちづくり」西和7カ町公開討論会が行われました。(23.11.23 西和7カ町公開討論会

第1部は、資料のとおり9つの団体・NPO法人から実施されている「まちづくり」の事例紹介がありました。

第2部は、奈良県立大学地域創造学部の麻生憲一教授から「参加と協働のまちづくり~地域事例を通じて~」と題して基調講演がありました。 ⇒ 「行政主導のトップダウン型まちづくりから、住民主導のボトムアップ型まちづくりへと移行するための原則は、同じベクトルで目的・目標を共有し、立場の異なる人やグループ、企業、行政が対等の立場で対話を通した相互理解によって、それぞれの責任を明確にし、全ての情報を開示~評価を行うことである。」とのことで、参加協働型まちづくりの成功事例として大分県安心院で行われているグリーン・ツーリズムの紹介がありました。

第3部は、西本安博安堵町長、小城利重斑鳩町長、森宏範三郷町長、岩崎万勉平群町長、岡井康徳河合町長、今中富夫上牧町長、北 義次王寺町副町長、辰巳哲三(社)法隆寺青年会議所理事長の8名がパネリストとなり、第2部で講演された麻生憲一奈良県立大学教授がコーディネーターとなり公開討論会が行われました。(客席には平岡 仁広陵町長も来られていました。)

① 防災に向けての広域連携 ⇒ 各町とも、西和消防組合を軸とした連携を・・・、辰巳理事長からは民間との災害協定も可能であり、青年会議所は3.11東日本題震災の5日後には支援物資を送り、会員などから総額2億7千万円の義捐金を送り、今も支援を継続していると紹介がありました。

② 高齢化問題への対応 ⇒ 三郷町では、全国で始めてフルデマンドによる乗合タクシー制度を12月1日より実施するとの紹介がありました。 それぞれの町も高齢化対策には悩みがあり色々研究、検討されているようです。

③ 観光資源について ⇒ 斑鳩町⇒法隆寺を中心に、平群町⇒椿井城と信貴山城、河合町⇒馬見丘陵公園の観光資源化、安堵町⇒ハイキング中心の観光

④ 参加と協働のまちづくり ; 平群町⇒第5次総合計画に  三郷町⇒特に自主防災において隣接町との連携を計画  斑鳩町⇒協働のまちづくり条例を策定中  安堵町⇒ タウンミーティングの徹底と自主防災強化 上牧町⇒公募による委員を含め25名の委員で「まちづくり基本条例の策定中」議会、住民、行政の責任を明確に! 王寺町⇒水緑、CCC、Get元気21、やわらぎトラスト、自主防など既存団体と連携 。・・・・・と、それぞれの町から具体的な連携策の発表があり、青年会議所は、今後も経験を活かして様々な提案を行うとのことでした。

<感想> 公開討論というより、7町における事例の紹介にとどまった感じでした。 もっと、テーマを絞った、例えば、「人口減少と少子高齢化による地方自治の抱える問題と解決方法について」や「奈良県市町村合併推進構想 18.3について」のようなテーマで、それぞれ本気の討論を期待していたのでしたが・・・・・少し期待はずれの感あり! ・・・・・しかし、今後も、青年会議所の積極的な取り組みを期待したいと思います。

それにしても、何故、王寺町だけが副町長の出席だったのでしょうか?

コメント & トラックバック

先日は、お忙しい中ご参加いただきまして、ありがとうございました。ご指摘の通り、なかなか踏み込んだ回答が得られない部分がございました。
また質問につきましては公募によるものであったため、ご期待に添えなかった所もございました。
青年会議所として地域発展のために、また皆様のご期待に添えるよう取り組んで参りますので、今後とも、ご指導ご鞭撻賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
本当にありがとうございました。

こちらこそ、ありがとうございました。
過去より、青年会議所の皆さんは地域企業のリーダーとして、様々な取り組みをされる中で、行政に歯がゆい思いもされてきたことと思います。
しかし、まちづくりを進めるなか、麻生先生の言葉にもありましたが、「住民、団体、企業、議会、行政がそれぞれの立場で責任をもって臨むことが大切だ!」とおっしゃっていました通りだと思います。
今後のご活躍を祈念申し上げます。
しかし、広域圏の町長さんは呆れられていたことと思います。(事前に、出席できない理由を皆さんに説明をされているのであれば別ですが・・・) 王寺町民としても非常に残念でした。

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