自主研修

2013年10月30日

平成25年10月28日から29日にかけて、全国市町村国際文化研修所(JIAM)で第2回 議会改革を考える~先進事例に学ぶ住民参加・情報公開~を受講しました。

1日目第1時限;北川 正恭 早稲田大学大学院公共経営研究科教授より「地方自治の現状と議会改革の動向」

第2時限;中村 健 早稲田大学マニフェスト研究所次席研究員より「議会改革の進め方」

第3時限;田中 隆敏 熊本県御船町議会議員、 松野 豊 千葉県流山市議会議員より「住民参加・情報公開を進める取り組み」の事例紹介

2日目【課題演習】;中村 健 早稲田大学マニフェスト研究所次席研究員の指導の下、10班に分かれて、「各議会における今後の議会改革推進の検討」「今後の議会改革の進め方」について、ダイアログによる演習を行いました。

受講概要⇒(25.10.28-29 JIAM(研修概要)

-結論-多くの議会で制定されている議会基本条例は、議会マニフェストであり実行しなければ意味が無い。・・・基本条例の策定や委員会討議でダイアログによる会議形式が有効であることを感じました。

民間会社ならどの部署でも行われているでしょうが?・・・ホワイトボード、ポストイットを使って出席者の意見を否定せずに、全ての意見を記載しながら(目で見て確認しながら)会議を進め、問題点の抽出から結論に至るまでを行う方式・・・残念ながら、王寺町議会議員となって3年目になりますが、議会という組織ではとことん結論が出るまで議論を尽くすためにホワイトボードを活用したという事例はありません。(会議録は残されていますが、発言記録が出来上がるまでには相当の時間が必要です。)

中村次席研究員が最後に「誰かが始めなければ物事は動きません!、受講された皆さんから進んでトライを!そして、議会からまちを良くしていってください!」

写真は演習を発表する班の玉置さん(名古屋市)

平成26年度予算要望

2013年10月25日

平成25年10月25日午前10時45分~平井町長に平成26年度予算に対する要望書を提出しました。

要望書の内容は、①安全・安心な道路行政について5点②安全・安心な防災対策について5点③住み続けたいまちづくりとして5点、計15項目の要望を行いました。

要望書全文は次のとおりです。

1.安全・安心な道路行政について

① 安全・安心なまちづくりの一環として、新バリアフリー法(高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律)で定められた施設以外に、今後、益々高齢化が進む社会情勢のなかで、生活用道路のバリアフリー化は必然であると考えます。そして、安全であるべき子供たちの通学路、安全であるべき歩道に対して、車優先から全ての歩行者を優先する構造へと見直すための基礎調査に要する予算計上の検討を願います。

② 国道168号整備に伴い分断される生活用道路の安全対策確保において、信号機の設置が望ましいと思われる交差点で、構造上から必要な町道の改良工事と用地取得に必要な予算の計上を願います。

③ 特に危険な奈良交通畠田バス停(南行き)の早期改良のため、奈良県に対して国道168号整備に先行して対象家屋の補償を実施するよう積極的な要望を願います。

④ 町民の健康増進のため、車両が通行しない町道を散歩道として整備する計画の策定と計画的な事業実施に向けた予算の確保を願います。

⑤ 高齢者の交通事故防止対策として、運転免許自主返納制度による運転経歴証明書の積極的な活用と、民間事業者との連携を早急に検討いただき、高齢者福祉に広く貢献できる制度の検討を願います。

2.安全・安心な防災対策について

① 公共下水道事業による内水対策の一部は完了していないため、必要箇所の区域拡大(雨水9号幹線上流部、雨水15-1号幹線上流部などを含む総合的な区域拡大)を行うための事業認可変更を行うとともに、未施工の雨水2号幹線整備に向けた必要な予算額の計上の検討を願います。

② 東海・東南海・南海連動地震が発生した時、想定外は無いことを肝に銘じ、起き得るあらゆる事象(密集市街地の火災、山火事から家屋への延焼、倒木による被害、ため池の崩壊、高圧鉄塔や電柱の倒壊、旧建築基準法により建築された木造家屋の倒壊、山林の保水力向上対策など)の対策検討を行うために必要な予算額の計上を願います。

③ 大地震が発生して地形の変化が生じたときに、公助として官民境界の復元作業に対処するため、また、課税上から公平なる課税を行うためにも新基準での地籍調査を再開するために必要な予算の検討を願います。

④ 中央公民館建替え事業において、防災機能を併設したコミュニティー施設とすることを検討されていますが、防災面から大規模災害発生時の情報伝達を広域に出来るFM局を常駐させることも必要であると考えます。現在のFM81.4サテライトスタジオは、リーベル東館の地階に在り、浸水の危険度が非常に高い場所でもあることから、防災機能向上対策として立替を行う中央公民館への移転も一案だと考え、検討いただきますようお願いします。

⑤ 大規模地震時に、自力で動くことができない方の命を守る対策として、レスキュールーム或はレスキューシェルターに対する補助制度の創設検討を願います。

3.住み続けたいまちづくりとして

① 平成25年度で久度大橋のイメージアップ工事が実施されますが、工事完了後において王寺町の顔とも云うべき駅前通路に、たばこの吸い殻などが散乱していたのでは意味がありません。久度大橋は、健康増進法第25条で明記されている受動喫煙を防止すべき施設としての「鉄軌道駅」、「バスターミナル」を接続する施設であることから、王寺駅の北側と南側に完全分煙を行うための喫煙室を設置に必要な予算額の計上と受動喫煙防止条例の制定検討を願います。

② 王寺駅南駐車場の利便性向上対策、中心市街地活性化対策として、王寺駅から雨に濡れずに南駐車場に行ける通路の確保を検討する予算の計上を願います。(利用率の向上対策としても必要ではないでしょうか?)

③ JR王寺駅の北側広場、南側広場は、新バリアフリー法(高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律)に基づいて設計をされ事業化されてはいるものの、公共交通であるバス乗降客の歩行者動線で非常に危険な場所が南北広場ともに見受けられますので、安全対策の検討を願います。

④ 暮らし満足度県内1位を目指すためにも、少子化対策の子育て支援が必要だと考えます。一定の所得要件において2人目、3人目以降の未就学児童への王寺町独自の保育料減免対策の検討を願います。

⑤ 小さな子供からお年寄りまで、知識の循環が出来る環境を学校教育、社会教育において創出するためにも、或いは社会のグローバル化に対応するためにも、現行の留学生奨学金制度に加えて、対象となる学生にCIR(国際交流員)として、有償にて各所で活躍できるカリキュラムの研究を願います。

以上、3項目各5つの内容について研究・検討を頂き、平成26年度当初予算に計上していただきますようお願いいたしました。

 

全議員研修

2013年10月23日

平成25年10月22日~23日に王寺町議会議員の議員研修が行われました。

行き先と行程は添付ファイルのとおりです。(25.10.22-23 全議員視察研修行程

研修内容は、周南市で取り組まれている高齢者支援対策「もやいネットセンター」で「孤立死、孤独死ゼロを目指す」取組と障碍者自立支援事業について研修を受けました。

私は、都合により1日目研修の終了後に日帰りしました。

王寺町防災訓練

2013年10月20日

平成25年10月20日(日)午前10時前から11時40分の間、王寺南中学校グランドと泉の広場公民館で、王寺町として始めて各機関合同の防災訓練が行われました。(私は南中学校の訓練に自主防災会メンバーと参加しました。)

午前10時の緊急エリアメール配信を合図に、文化福祉センター正面玄関に集まった地域住民の皆さん、各自治会の自主防災会の方々ら約300名を緊急車両が所定のテントに誘導し、参加者による消火器を使っての消火訓練→消防団と役場職員による土嚢設置→西和消防署による倒壊家屋からの負傷者救助訓練→役場地域整備課職員による倒木撤去訓練→消防団による放水で合同訓練は終了しました。

一般参加者向けに、NTT(docomo)による携帯電話の緊急エリアメール設定、起振車による震度体験、煙体験室、α米などの炊出し提供、はしご車体験も行われていました。

最後に、平井町長から台風26号による大島の災害に触れ、平時からの訓練の大切さの重要性を訓示されましたが、防災訓練への一般参加者のほとんどは雨のため、流れ解散状態となっていました。(訓練に集まった人たちが期待していた訓練内容とは異なっていたのかもしれません。)

-雑感- 今回の南中学校での訓練は、行政主体の訓練を一般住民の皆さんが参観するだけと感じました。・・・行政職は常日頃から水防に取り組み、消防署職員・警察署員も訓練を行っているので連携確認には役立ったかもしれません。(避難所となっている泉の広場公民館では、避難所設営~ダンボールベッド設営などが行われたようです。・・・新たな発見があったでしょうか?)

自主防災会や地元の皆さんが、避難所となっている王寺町文化福祉センターと王寺南中学校体育館を使って、学校の教職員も参加した避難所設営と避難所の問題点を洗い出す『自助』に対する訓練、「自らの命は自らが守る」ために、大規模災害発生前の避難誘導、速やかな避難所設営、自治会ごとの安否確認を実地で行うことなどが重要だと思いました。

まずは、1回目の王寺町防災訓練・・・今回の訓練から見えてくるものを整理して、次回の訓練に役立てて欲しいものです。

自主研修

2013年10月11日

平成25年10月10日から11日にかけて、全国市町村国際文化研修所(JIAM)で平成25年度「町村議会議員特別セミナー」を受講しました。(25.10.10-11 JIAM 研修時間割

1日目の第1時限は、岩崎美紀子 筑波大学人文社会系教授より「町村が抱える課題と町村議会議員の役割」について講演をいただきました。

第2時限は、松岡市郎 北海道東川町長から「写真のまち・ひがしかわ」のまちづくりをご紹介いただきました。

2日目は、椎川 忍 総務省地域力創造アドバザー(前総務省自治財政局長)より「地域力の創造と地方の再生」について講演をいただきました。

それぞれの講演内容に共通することは、「独自性」「危機感」「発見する力」を議会側から提案できるか?・・・ということ。

王寺町議会を振り返ってどうでしょうか?・・・議論する場が議会であるはずですが、どうも議会側から情報発信ができる運営ではないと感じます。