奈良県議会改革シンポジウム(2)

2012年04月29日

(1)に引き続いて、資料を掲載いたします。

講演資料(法政大学(廣瀬教授)

三重県議会(三重県議会

天理市議会(天理市議会

奈良県議会(奈良県

平群町議会の資料はありませんでした。

議会基本条例だけが改革でもありませんし、議員定数の削減は財政上の改革のひとつでしょうが、議会本来の改革でもありません。・・・・・二元代表制である地方議会の仕組み上の問題点は色々と論議されていますが、住民から直接選挙で選ばれ行政をシッカリと監視する役目は果たさなくてはなりません。・・・・・地方議会には与党が無いのが普通です。・・・・・大阪府、大阪市の政治手法は今後の地方政治を変えるかも知れませんが、多くの自治体の場合は現行制度で議会運営を行わなくてはなりませんので、議員個々が自立すること。有権者がしっかりと自立することが求められていると思います。・・・・・

4月6日に1回目の町政報告会を開催しましたが、議員が直接に住民さんと膝を交えて論議する場所の必要性を再認識しました。・・・・・次回の報告会も企画中ですから、決定しだいお知らせいたします。

奈良県議会改革シンポジウム(1)

平成24年4月27日(金)午後2時から奈良県社会福祉総合センター大ホールで奈良県議会の主催により、奈良県議会改革シンポジウムが開催され王寺町議会からは事務局長と8名の議員が参加しました。

プログラム

(1)「どんな議会をめざすべきか~議会基本条例を出発点として」廣瀬克哉氏(法政大学法学部教授)より基調講演

(2)コーディネーター ; 廣瀬克哉氏、 パネリスト ; 三重県議会議員 中嶋年規氏 、天理市議会議員 萩原文明氏 、平群町議会議員 下中一郎氏 、奈良県議会議員 上田 悟氏

24.4.27 奈良県議会改革

-感想- 

わが町王寺を振り返ると、王寺町議会でも議会改革特別委員会が昨年に設置され、改革への二歩目が始まっています。 一歩目は平成18年にも同特別委員会が設置され、行財政改革の一環として議員定数を16名から14名に削減、議会経費も一部減額(議長報酬削月額減△4万円、その他議員報酬月額減△1万円)が継続されています。

23年度には、次の通常選挙より議員定数14名から12名に減じることが議決されましたが、二歩目の中身の詰めがまだまだ課題であることを実感しました。 やはり、基本条例などの議員提案条例から議会の責任を明確にして、住民との対話を公共の場で行うことの大切さを再認識しました。

残念だったことは、2部の途中で退席する他市町村議会議員が続出・・・これって職場放棄!?・・・議員の仕事に対する意識の低さ(シンポジウム参加も仕事のひとつ)・・・議会改革の道は遠いなあ・・・雑感・・・

第1回臨時議会のお知らせ

2012年04月26日

平成24年5月8日(火)午前9時30分~臨時議会が開催されますのでお知らせします。

案件は改めて2日の告示日にお知らせいたしますが、通例では議会の議長選が主となります。

第6回議会改革特別委員会

2012年04月20日

平成24年4月20日(金)午前9時30分~ 第6回の議会改革特別委員会が開催されました。

案件

  • 議会議員が各種委員を兼ねる場合の受ける報酬の重複支給の是非について「特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例」
  • 議員報酬について
  • 議員控え室の改修について
  • その他

の4件についてでした。

1番目は、重複支給の禁止と委員となることの是非について論議されましたが、最終的には継続審議となり結論がまたしても持ち越しとなりました。 大多数の議員が重複支給に対しては廃止の方向の考えですが、委員となる是非を論議した上で判断すべきであろうと、採決をとられずに継続審議となりました。 もともと、私が提案している重複支給のみを廃止することだけでも先行して採決をして欲しかったのですが、何故か・・・持ち越しでした。

2番目の議員報酬については、現在のところ行財政改革の一環として議会として取組んでいる議員報酬削減(月額で議長△4万円、その他議員△1万円)について、議員定数の削減が確定したので、政務調査費不支給であり減額を元に戻してはどうか?・・・とのことでしたが、多くの議員は現状のままで当分継続とする意見でした。 この件も継続審議となっています。

私は、王寺町行財政改革の一環として、議員報酬の削減、議員定数の削減について議会として取組んでいる項目であり、王寺町全体の行財政改革の目標年次であった平成22年度における全項目の進捗状況と評価を先に公表すべきであり、議員報酬の件についてだけを別に論議すべきではない。 順番が違うのでは? との意見です。

3番目の議員控え室の改修は、控え室の北側に議会図書室を設置することで決定し、議長応接室は従来のとおり利用することとなりました。

4番目 その他では臨時議会における議長選挙の実施方法などについて協議されましたが、従来の慣例によることとなりました。(開会前の推薦により投票)

まだまだ、議会改革として決めなくてはならない本丸(議会基本条例の内容審議、政策提案条例の検討など)が多く残されているのですが、今回も12時15分に閉会となりました。

27万円/月の議員報酬を得ていながら、何故、午前中で閉会されるのか・・・一般住民目線では考えられないですね。

議会は論議する場!・・・こんな状態で議員報酬を元に戻すなんて考えられませんね。

兼職している委員報酬の供託について

2012年04月13日

王寺町議会議員(議長を除く)は、議員報酬として月額28万円(条例により1万円が減額されています。)と期末手当を地方自治法の定めにより受けていますが、それ以外に各種委員を兼ねている議員や一部事務組合の議員を兼務している方は条例の規定により別途の報酬を受けています。

議員とこれらの各種委員、事務組合議員との兼職と報酬の支給については、様々な論議が全国の議会でも行われています。・・・・・各種委員は行政と密接な関係にある行政委員会であることが多く、本来、行政を監視する立場の議員が委員となるべきではないとの議論とそうではないという議論。また、報酬にあっては、条例で定められており、議会活動とは別の内容であり受理することに問題はないという意見など・・・・・

私は、兼職している委員の報酬は受けるべきではないという立場で、昨年の7月26日付けで議会議長、議会改革特別委員長に宛てて「王寺町議会議員が各種委員などを兼ねる場合の報酬の重複支給の廃止について」条例案を付して提案書の提出を行っています。(重複支給禁止の提案23.7.26)

現在もなお、この件については議会改革特別委員会で継続審議中ですあり、年度が替わってしまったこともあり、法務局で『供託』についての可否を尋ねてきました。

結果は、『法律、条令に明記されている支出行為に係る金銭の供託は受理できない。』との判断でした。他市町村議会議員の事例などを挙げて説明を行ったのですが、条例に記載されている限り法務局では供託受理はできないとの判断でした。

早く、議会で審議され条例の改正を行うしか方法はないようです。・・・現状では、使わないで保管しておき、政治に関わる職で無くなった時に「寄付行為」として、王寺町に返還するしかないですね。

私の兼職は、スポーツ推進審議会委員(3回開催)、町営住宅入居者選考委員(1回開催)で、受理した報酬は所得税を含めて28,000円でした。

貴重な税金からの支出ですから、その重さを理解して早く条例改正ができるように頑張ります!